抹茶は特別な道具がなければ楽しめないと思われがちですが、実はすり鉢を使うことで家庭でも手軽に抹茶風の粉末を作ることができます。
とはいえ、石臼で挽いた本格派との違いを知りたい方や、茶葉から抹茶を作ってみたいけれど方法が分からず迷っている方も少なくありません。
そんなときは、すり鉢だけでなくミキサーやミルを使う方法を取り入れることで、もっと簡単に抹茶を暮らしに取り入れることができます。
さらに、緑茶を抹茶にする方法や抹茶と緑茶の違い、点てるときに泡が立たない理由を理解しておくと、抹茶時間はぐっと豊かになります。
本記事では、家で抹茶を作るために必要な道具や手順を、基本から応用アレンジまでやさしく解説していきます。
- 緑茶と抹茶の違いや、それぞれの特徴
- すり鉢を使った抹茶風粉末の作り方と手順
- ミキサーや石臼との違いと、それぞれのメリット・デメリット
- 家庭で抹茶を楽しむための道具や保存の工夫
- 日常で活用できる抹茶風アレンジ方法
抹茶の作り方はすり鉢でも可能?基本と違いを解説

- 緑茶と抹茶の違いは何ですか?
- 茶葉から抹茶を作り方の流れ
- 緑茶を抹茶にする方法と注意点
- 石臼で作る抹茶との違いとは?
緑茶と抹茶の違いは何ですか?

一見すると同じお茶に見える緑茶と抹茶ですが、実は作り方や味わいに大きな違いがあります。
まず知っておきたいのは、両方とも同じ茶の木からできているということです。
そのうえで「どう育てるか」「どう加工するか」で個性が分かれていきます。
緑茶は太陽の光をしっかり浴びた茶葉を蒸して揉み、乾燥させて仕上げます。
急須に茶葉を入れてお湯を注ぐ飲み方なので、湯に溶け出した成分だけを味わう形です。
口当たりはすっきりとして、渋みや爽やかさを感じやすいのが特徴です。
一方で抹茶は「碾茶(てんちゃ)」という特別な茶葉を使います。
碾茶は新芽が出たときに覆いをして日光を遮って育てるため、渋みの成分が少なくなり、旨み成分が豊かに残ります。
この茶葉を蒸して乾燥させ、石臼で丁寧に挽いたものが抹茶です。
粉末をそのまま飲むため、カテキンやビタミン、食物繊維まで余すことなく取り入れられるのが魅力です。
同じ「お茶」でも、緑茶は軽やかで食事に合わせやすく、抹茶は濃厚でまろやか。
体に取り込める栄養も違ってくるので、どちらもそれぞれの良さを持っています。

緑茶はお湯で成分を抽出する飲み方、抹茶は茶葉を丸ごと摂る飲み方。健康効果にも違いがあるのです。
茶葉から抹茶を作り方の流れ

自宅で抹茶を作ってみたいと思ったとき、どのように茶葉を扱えばいいのか気になりますよね。
本格的な抹茶は、碾茶を石臼で挽いて初めて完成します。
そのため、家庭で全く同じものを再現するのは難しいのですが、緑茶や玉露を細かく粉砕すれば「抹茶風の粉末茶」として楽しむことができます。
おおまかな流れは次のようになります。
- STEP1茶葉を選ぶ
本格派に近づけたいなら玉露や碾茶がおすすめです。煎茶でも作れますが、やや渋みが強くなりやすいです。
- STEP2下準備
茶葉は乾燥したまま使用します。湿り気があると粉砕しにくく、粉が粗くなってしまいます。
- STEP3粉砕する
・すり鉢とすりこぎを使って、じっくり擦る方法
・家庭用ミルやミキサーで短時間に仕上げる方法 - STEP4ふるいにかける
粗い粒を取り除き、細かな粉だけを残します。これで「抹茶風パウダー」の完成です。
すり鉢で少しずつ擦っていくと、茶葉の香りが立ち上がり、時間をかけた分だけ特別感のある仕上がりになります。
ミルやミキサーは手軽に作れる反面、粒が粗くなりやすいですが、忙しいときには便利な方法です。
完全に石臼の抹茶と同じものは作れませんが、「今日はちょっと贅沢したいな」と思ったときに抹茶風の粉末茶を淹れると、いつものお茶時間がぐっと華やぎます。
自分の生活に合わせて方法を選ぶと、無理なく楽しめるのが魅力です。

すり鉢でごりごり擦ると香りが立って、ちょっと特別なお茶時間になるんですって。
緑茶を抹茶にする方法と注意点
緑茶を抹茶にできるかといえば、正確には「完全には同じものにならない」という答えになります。
抹茶は覆いをして育てた碾茶を石臼で細かく挽くことで生まれます。
一方で、緑茶は日光を浴びて育った茶葉なので、渋みが強めです。そのため粉末化しても抹茶特有のまろやかさや甘みは完全に再現はできません。
ただし、工夫次第で「抹茶風」の楽しみ方は十分に可能です。
例えば、緑茶をミルやすり鉢で粉末にしたものをラテやスムージーに加えると、爽やかな渋みがアクセントになります。
また、クッキーやパウンドケーキの生地に混ぜ込むと、抹茶スイーツに似た風味を気軽に楽しめます。
注意点としては、粉末緑茶は粒子が粗いため、口当たりがややざらつくことがあります。
直接点てて飲むよりも、他の食材や飲み物に合わせて使うと違和感が少なくなります。
また、保存の際は湿気に弱いので、密閉容器に入れて早めに使い切ることが大切です。
このように「緑茶から抹茶を作る」というよりも、「緑茶を粉末にして抹茶風にアレンジする」と考えると、肩の力を抜いて楽しめます。
本物の抹茶と比べて違いを理解したうえで、日常のお茶時間にちょっとした変化を加えるアイデアとして取り入れると心地よいと思います。

わたしも粉にした緑茶を牛乳に入れてみたいな。抹茶ラテみたいになりそう。
石臼で作る抹茶との違いとは?

抹茶と聞くと、多くの方が石臼で挽かれた鮮やかな緑の粉を思い浮かべるのではないでしょうか。
本格的な抹茶はまさにこの方法で作られていて、家庭で作る粉末茶とは仕上がりに大きな差があります。
石臼はとてもゆっくりと回転するため、茶葉に熱がほとんど加わりません。
そのおかげで香りや色が損なわれず、粒子も驚くほど細かく仕上がります。
口に含んだときのなめらかさや、ふわっと広がる上品な香りは、石臼でしか生み出せない特別なものです。
一方で、家庭で使うすり鉢やミルは、どうしても粒子が粗くなりやすく、抹茶特有のクリーミーな舌触りは出にくいです。
摩擦熱によって風味が変わることもあります。
それでも、手間をかけて自分で擦ったり挽いたりする過程には、「自分だけのお茶を淹れている」という特別感がありますし、出来上がったときの新鮮な香りは格別です。
つまり、石臼で作られる抹茶は職人の手仕事による完成形であり、家庭で作る粉末茶は暮らしの中で気軽に楽しめるアレンジ版だと考えると分かりやすいと思います。
どちらが良い悪いではなく、それぞれの魅力を知ったうえで、自分の目的やライフスタイルに合った方法を選ぶのが一番です。

昔ながらの石臼で挽いた抹茶は格別じゃ。すり鉢で楽しむのもまた一興じゃな。
すり鉢を使った抹茶の作り方と簡単アレンジ

- すり鉢でできる抹茶作りの手順
- ミキサーやミルを使う方法との比較
- 家で抹茶を作るには?必要な道具と準備
- 抹茶を点てるとき泡立たないのはなぜ?
- 抹茶を混ぜる道具の名前と代用品
すり鉢でできる抹茶作りの手順

すり鉢を使った抹茶風の粉末作りは、昔ながらの方法でありながら、自宅でも十分に楽しめるやり方です。
少し手間はかかりますが、その分ゆったりとした時間を過ごせるのも魅力です。
手順はとてもシンプルです。
- STEP1茶葉を準備する
煎茶や玉露などの乾いた茶葉を用意します。湿気を含んでいると粉が粗くなるので、乾燥しているものを使うのがポイントです。
- STEP2すり鉢に少量ずつ入れる
一度にたくさん入れると粉砕が不均一になるため、大さじ1〜2杯程度から始めると扱いやすくなります。
- STEP3すりこぎで円を描くように擦る
ゴリゴリと力を入れるのではなく、ゆっくりと円を描くように優しく擦ります。摩擦熱が出にくく、香りも飛びにくい方法です。
- STEP4茶こしでふるいにかける
粒子の粗い部分を取り除くことで、よりなめらかな粉末になります。
完成した粉は保存容器に入れ、湿気を避けるようにしましょう。
すり鉢での作業は少し時間がかかりますが、その間に立ちのぼる香りや「自分で作っている」という満足感が得られるのは、ほかの道具では味わえない魅力です。

擦っているとお茶の香りがふわっと広がって、ちょっと贅沢な気持ちになるんです。
初めてでも扱いやすい「すり鉢+すりこ木」セット(14.5cm)
少量の茶葉を均一に擦りやすい15cmサイズ。底面はシリコン製すべり止めで作業が安定します。抹茶用の粉砕はもちろん、白ごまや薬味にも使える万能タイプ。
おすすめポイント
- 15cmで少量を均一に擦りやすい。
- 底面シリコンのすべり止めでブレにくい。
- 職人が一つ一つ手作業で入れた、すりやすい櫛目(内側のギザギザ)。
- 国産天然木使用のすりこ木付きで届いてすぐ使える。
- 抹茶・ごま・薬味など用途が広い。
こんな人におすすめ
- まずはすり鉢で抹茶作りを試したい。
- 安定感とお手入れのラクさを重視したい。
- キッチンで省スペースに使いたい。

15~18cmは抹茶向き。細目櫛目×滑り止め付きが作業効率いいぞ。
茶こしからステップアップ:ふるい+密封がひとつになった抹茶篩缶
粉のダマは泡立ちの妨げになりやすいので、点てる前に40メッシュ程度でふるうと仕上がりが整います。ふるった粉は密封できる篩缶でそのまま保存すると風味を保ちやすくなります。
おすすめポイント
- 40メッシュの細かい網で口当たりとなめらかさを後押し。
- ふるう→密封保存まで缶内で完結し、粉移しの手間を軽減。
- 木製スプーン付きで網面を傷めにくく、均一にふるいやすい。
- ネジ蓋の高い密封性で湿気・酸化を抑えやすい。
- 約70g収納の家庭向けサイズで小分け管理に便利。
使い方のコツ
- 抹茶または粉末茶を適量入れ、木製スプーンで円を描くようにやさしく撫でる
- 粉が均一になったら、そのままネジ蓋を閉めて保管
- 点てる直前にもう一度ひとふるいすると泡立ちが安定しやすい

木のスプーンでくるくるするの、楽しい。雪みたいにふわっとなるね!
ミキサーやミルを使う方法との比較

家庭で抹茶風の粉末を作るとき、すり鉢以外にも便利なのがミキサーやコーヒーミルです。
短時間で一気に仕上げられるため、忙しいときには助かる方法です。
ただし、仕上がりや風味には違いがあります。
- すり鉢
- 粒子が比較的細かく仕上がる
- 擦っている間に香りが立ち上がる
- 時間と手間はかかるが、味わいに深みが出やすい
- ミキサーやミル
- 一度に多めの茶葉を粉砕できる
- 短時間で簡単に仕上がる
- 摩擦熱で茶葉の香りが変化する場合がある
- 粒子がやや粗く、舌触りにざらつきを感じることがある
どちらを選ぶかは、目的やライフスタイルによって変わります。
毎日続けたいなら時短ができるミルが便利ですし、特別な時間を楽しみたいならすり鉢の丁寧な作業もおすすめです。
実際に編集部でも両方を試したことがありますが、すり鉢で時間をかけた方は香りが強く、ゆったりとした気持ちで飲める印象でした。
一方でミルは数十秒で仕上がり、外出前でもすぐに用意できる手軽さが際立ちました。
つまり、どちらが正解ということではなく、「どんな時間を過ごしたいか」によって選ぶのが一番だと思います。

ミルの手軽さも悪くないが、すり鉢の香り立ちは格別だぞ。
家で抹茶を作るには?必要な道具と準備

自宅で抹茶を楽しみたいと思ったとき、まずは必要な道具を揃えることから始めます。
特別に高価なものを揃えなくても、基本を押さえておけば十分に美味しい一杯を点てられます。
代表的な道具は以下の通りです。
- 茶碗(抹茶椀)
底が広くて安定する器がおすすめです。専用の茶碗でなくても、大きめの丼やマグカップでも代用可能です。 - 茶筅(ちゃせん)
竹製の泡立て器のような道具で、抹茶を点てる際に必須の存在です。泡の細かさや舌触りのなめらかさを左右します。 - 茶杓(ちゃしゃく)
抹茶をすくう道具です。スプーンで代用できますが、茶杓を使うと適量を量りやすく、雰囲気も高まります。 - 茶こし(もしくは篩缶)
抹茶をふるってダマをなくすために使います。粉末緑茶やすり鉢で作った粉にもあると便利です。
準備としては、お椀や茶筅をあらかじめお湯で温めておくことが大切です。
器を温めると香りや風味が引き立ち、茶筅も折れにくくなります。
最初は代用品から始めて、慣れてきたら本格的な道具に少しずつ揃えていくのも楽しい流れです。

最初から全部そろえなくても大丈夫。家にある器やスプーンで気軽に始められるんです
届いた日から始められる“抹茶道具”入門セット(5点)
抹茶茶碗・茶筅・茶筅休め・茶杓・抹茶(40g)に点て方チラシを加えたスターター。道具選びで悩まず、基本動作を一通り体験できる構成。茶碗は複数柄から選択可能で、ギフトBOX入り。
おすすめポイント
- 必要最小限の道具が一箱で完結し、今日から点てられる。
- 点て方チラシ付きで初回のつまずきを減らせる。
- 選べる柄の茶碗で日常の一杯が楽しみになる。
- 茶筅休めが付属し、茶筅の型崩れを抑えやすい。
- 40gの抹茶でまずは20服前後を気軽に試せる。
セット内容(簡易リスト)
- 抹茶茶碗(日本製/複数柄から選択)
- 茶筅(数穂/プラケース入)
- 茶筅休め(くせ直し)
- 白竹茶杓
- 宇治抹茶「古都の白」40g缶(点て方チラシ付き)
こんな人に向いている
- 道具をまとめてそろえて迷わず始めたい。
- まずは基本の点て方を体験したい。
- ギフトにも使える見た目と内容を重視したい。

これ一箱で迷わないね。点てる・休める・すくうが全部そろってるよ。
抹茶を点てるとき泡立たないのはなぜ?

抹茶を点てたときに、思ったように泡が立たず「失敗したのかな」と感じることがあります。
原因はいくつか考えられますが、多くは道具の扱い方やお湯の温度に関係しています。
まず大切なのは茶筅の動かし方です。
お椀の底に押し付けるのではなく、少し浮かせて前後に素早く動かすことがポイントです。
手首を使って「M」や「W」を描くように振ると、きめ細かな泡ができやすくなります。
次にお湯の温度です。
熱すぎると渋みが強く出て泡が立ちにくくなり、逆にぬるすぎると泡立ちが弱くなります。
目安は70〜80℃程度です。
また、抹茶をふるわずに使うとダマができやすく、きれいな泡が立ちにくくなります。
茶こしでサッとふるうひと手間で仕上がりが変わります。
初めてだとうまくいかなくても当然です。
少しずつ慣れていけば、泡が立つ瞬間の楽しさを味わえるようになります。

茶筅の動かし方とお湯の温度、この二つを見直すと泡立ちやすくなります。
抹茶の点て方の動画
抹茶を混ぜる道具の名前と代用品
抹茶を点てるときに使う道具の名前は、茶筅(ちゃせん)です。
竹を細かく割って作られており、しなやかにしなる穂先で抹茶を素早くかき混ぜることができます。
なめらかな口当たりときめ細かな泡を作り出すには欠かせない存在です。
ただし、茶筅がない場合でも代用品で十分楽しむことができます。
例えば以下のような道具です。
- ミルクフォーマーや泡立て器
抹茶ラテを作るときなどに便利で、泡も立ちやすいです。 - シェイカーやタンブラー
抹茶とお湯を入れて振るだけで混ざります。持ち歩き用にも向いています。 - ペットボトル
ふたをしっかり閉めて振るだけで簡単に混ざります。外出先でも使える手軽な方法です。
本格的に楽しみたいときは茶筅を使うのが一番ですが、日常的に抹茶を取り入れるなら無理に道具を揃えなくても大丈夫です。
大切なのは「自分に合った方法で抹茶を楽しむこと」だと思います。

茶筅がなければ身近な道具で代用できる。気軽に取り入れるのが長続きの秘訣だな。
すり鉢での抹茶の作り方を応用した楽しみ方とおすすめ道具・茶葉

- 日常で楽しむアレンジ
- 初心者におすすめの茶葉と保存の工夫
- 道具選びのポイント
- 本格的に挑戦したい人へのステップアップ
- 抹茶の作り方はすり鉢でもできる?まとめと押さえておきたいポイント
日常で楽しむアレンジ

抹茶や抹茶風の粉末は、ただお湯に溶いて飲むだけでなく、日常の中で幅広く活用できます。
すり鉢で作った粉末は粒が少し粗めなので、その食感や香りを生かしたアレンジをすると、暮らしに取り入れやすくなります。
まずは飲み物へのアレンジです。
- 抹茶ラテ
牛乳や豆乳に粉末を混ぜ、はちみつや黒糖で甘さを調整します。温めたミルクを使うと香りが立ち、冷たい牛乳に混ぜれば夏向きの一杯になります。 - スムージー
バナナやリンゴ、ヨーグルトに粉末を加えると、ほのかな渋みがフルーツの甘さを引き締めます。朝食代わりにもおすすめです。 - アイスティー風
冷水に粉末を溶かして氷を入れると、すっきりとした味わいの冷たいお茶になります。
次に、デザートやおやつとの組み合わせです。
- ヨーグルトやアイスクリームにトッピング
そのまま振りかけるだけで、和風スイーツに早変わりします。 - ホットケーキやパンケーキの生地に混ぜ込む
鮮やかな緑色とほろ苦さが加わり、見た目にも楽しめます。 - クッキーやマフィンに少量混ぜる
焼き菓子全体に香ばしい風味が広がります。
料理にも取り入れやすいです。
- 抹茶塩
塩に粉末を混ぜるだけで完成します。天ぷらや唐揚げ、おにぎりに添えると、いつもと違った味わいになります。 - 抹茶ドレッシング
オリーブオイルと酢に少量の粉末を加えると、サラダに和のアクセントを加えることができます。 - 抹茶ごま和え
すりごまと合わせると、ほうれん草や小松菜のおひたしに香り豊かなコクが生まれます。
このように、粉末をほんの少し加えるだけで、いつもの食卓が一段と華やかになります。
難しい手順はいらず、ふだんの食材に「ちょい足し」する感覚で取り入れると長く続けやすいと思います。

ヨーグルトにかけたり、パンケーキに混ぜたり、毎日のおやつがもっと楽しくなりそう。
初心者におすすめの茶葉と保存の工夫

初めてすり鉢で粉末を作るときには、茶葉の選び方が仕上がりを左右します。
特に扱いやすくておすすめなのは、身近に手に入りやすい煎茶や玉露です。
煎茶はすっきりとした渋みが特徴で、粉末にすると爽やかな風味が楽しめます。
一方の玉露は覆いをかけて育てるため、旨みが強くまろやかな味わいが出やすく、抹茶に近い風味を感じられるのが魅力です。
どちらもスーパーや専門店で比較的手軽に購入できるので、気軽に試すことができます。
茶葉を選ぶ際には「鮮度」にも注目すると良いでしょう。
色が鮮やかな緑色で、香りがしっかりしているものは粉末にしたときにも豊かな味わいが出ます。
逆に、古くなって黄色っぽく変色した茶葉は、風味が弱くなりがちです。
粉末化しても香りが感じにくいため、なるべく新しい茶葉を選ぶのがおすすめです。
次に、保存方法についても気をつけたいポイントがあります。
抹茶や粉末茶は湿気や光、空気にとても弱く、すぐに風味が落ちてしまいます。
そのため、開封後は以下のような工夫をすると長く美味しさを保てます。
- 密閉容器に入れる
ジップ付きの袋や密閉性の高い缶を使うと湿気を防ぎやすいです。 - 冷暗所で保管する
直射日光を避け、温度変化の少ない場所に置くと劣化を防げます。冷蔵庫に入れる場合は、出し入れの際に結露しないよう密閉状態を保つことが大切です。 - 小分けにして保存する
一度に多く作るより、少量ずつ粉末にして小分けしておくと、香りや味わいを損なわずに使えます。
こうした工夫を取り入れることで、毎回フレッシュな抹茶風の味わいを楽しむことができます。
茶葉を少しずつ擦って、そのときどきの香りを堪能する時間は、ちょっとした癒しにもなるはずです。

保存は湿気対策が大切だ。小分け容器に入れて、できるだけ早めに使い切るのがおすすめだな。
道具選びのポイント
すり鉢で抹茶風の粉末を作るとき、どんな道具を選ぶかによって仕上がりや作業のしやすさが変わります。
必要なのは、すり鉢、すりこぎ、茶こし、この3つが基本です。
- すり鉢
小ぶりのサイズが扱いやすく、茶葉を少量ずつ擦るのに向いています。表面の溝がしっかりしているものを選ぶと粉砕しやすくなります。 - すりこぎ
木製のものが主流ですが、持ちやすさや重さも重要です。力を入れすぎずに滑らかに動かせるものを選ぶと作業が楽になります。 - 茶こし(もしくは篩缶)
粗い粉を取り除くことで口当たりがなめらかになります。目の細かいタイプを選ぶと仕上がりが美しくなります。
また、保存用の密閉容器も忘れずに用意すると便利です。
湿気や光を避けられる容器なら、風味を長持ちさせることができます。
道具は必ずしも高価なものを揃える必要はなく、最初は家庭にあるものから試してみても十分です。
大切なのは、作業が心地よく続けられることです。

道具は気に入ったものを選ぶのが一番じゃ。気分も味も不思議と変わるものなんじゃよ。
本格的に挑戦したい人へのステップアップ

すり鉢で抹茶風の粉末を作ることに慣れてきたら、次はもう一歩踏み込んで本格的に挑戦してみるのも面白い体験です。
その方法のひとつが、抹茶の原料である「碾茶(てんちゃ)」を取り寄せて石臼で挽いてみることです。
時間はかかりますが、粒子が非常に細かく仕上がり、なめらかな舌触りと豊かな香りが楽しめます。
また、茶筅や抹茶椀といった茶道の道具を揃えて、点てるところまでを体験すると一段と抹茶の奥深さを感じられます。
道具を揃えることで「お茶を点てる」という行為そのものが特別な時間になり、暮らしの中に小さな非日常が加わります。
さらに、点心や和菓子と組み合わせて「小さなお茶会」を開くのもおすすめです。
家族や友人と一緒に抹茶を点てることで、抹茶の魅力を分かち合うひとときが生まれます。
本格的な抹茶の世界は奥が深く、学び続けるほどに新しい発見があります。
少しずつステップアップしていくことで、抹茶の楽しみ方は無限に広がっていくと思います。

石臼で挽いた抹茶は格別だぞ。すり鉢の楽しさとはまた違う、新しい世界が広がるんだ、



